1812年ロシア戦役(仏 La Campagne de Russie menée par Napoléon en 1812, 露 Отечественная война, ロシア語の呼称については下記参照)は、1812年に、ロシア帝国が大陸封鎖令を守らないことを理由にフランス帝国のナポレオン1世が同帝国に侵攻し、敗北、退却するまでの一連の歴史的事件のことである。

1812 年のナポレオン1世によるロシア帝国への侵攻はナポレオン戦争の転換点となった。この遠征はフランス帝国とその同盟軍からなる侵攻軍を当初の兵力から2%未満に激減させた。ロシア文化に与えた影響は、レフ・トルストイの『戦争と平和』や旧ソ連が独ソ戦(1941年-1945年)と同一視していたことに見られる。
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