首飾り事件
 1785 年8月15日に発覚した詐欺事件で、のち王妃を巻き込む一大スキャンダル事件へと発展した。これは、王室御用達であったスイスの宝石商ベーマーが王妃に購入を勧めていた【ダイヤの首飾り】を、ラ・モット伯爵夫人なる女性が騙し取った事件である。ラ・モット伯爵夫人は前王朝ヴァロワ王家の子孫を僭称し、宮中司祭長であったロアン大司教に近づき、自分が王妃の親友であると信じ込ませて大司教から金を騙し取っていた。なぜなら大司教は念願の宰相の地位を得るため、王妃の寵愛を得るのに必死だったからである。そしてラ・モット伯爵夫人は、大司教を利用して【ダイヤの首飾り】を搾取することを思いついたのである。夫人は大司教に、王妃が首飾りを購入する際の保証人を探しているとして大司教を騙し、大司教に首飾りの代金を支払わせた。首飾りは夫人の一味によって売却された。支払いを求める宝石商の直訴によって事露見し、1785年8月15日にロアン大司教が逮捕され、のちラ・モット伯夫人も逮捕された。王妃は自らの潔白を証明するため高等法院に裁きの場を求めた。王妃はこの事件に何の関わりも無かったが、公衆の悪意にそそられてやかましくとがめられた。当時世相の、いかに王妃の支持が低かったかを示す事件である。-http://chartres.hp.infoseek.co.jp/17/1786Kubikazari.htm

Affair of the diamond necklace

:行為
:個人行為


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Last-modified: 2005-02-26 (土) 13:05:35