バスティーユ牢獄バスティーユろうごく、Bastille。正式名称:Bastille Saint-Antoine)、またはバスティーユ要塞(バスティーユようさい、la forteresse de la Bastille)は、フランス革命以前、政治犯を収容していたと言われる牢獄。旧体制支配(アンシャン・レジーム)の象徴でもあった。フランス革命で民衆の暴動により襲撃される。なお、民衆は武器を得る目的で襲撃したとも言われている。解放された囚人は7人(精神障害者2人、文書偽造犯4人、非行貴族1人)で、政治犯はいなかった。当時の収監者の中にはマルキ・ド・サドがいた(実際にはマルキ・ド・サドは、フランス革命の数日前にシャラントラン=サン=モーリス修道院に移送されていたらしい)。wikipedia-j

…食事は一級品で、それも全部ただとくる。囚人達(?)の大部分は、自宅にいるより自由でいいと喜んでいたらしい。詩人のボルテールは、ここで戯曲を書き上げた。
 このありさまを見て怒ったのが一般の民衆。おれたちの汗水たらして納めた税が、こんなばかげたことに使われているとは。その感情が爆発して革命となり、バスチーユ監獄は破壊されるに至った。
 本当だろうか。説明を面白くするための作り話かと疑い、帰国してから本で調べたら、やはりその説明の通りだった。これまで私が持っていた先入観みたいなものが、ひっくりかえされた。しかし考えてみると、このほうが革命の直接原因としての切実感がある。窮乏も弾圧もいやなものだが、ばかばかしいことに巨額の税金を使われるのを見てるほうが、民衆としてはもっと腹の立つことである。「きまぐれ暦:バスチーユP80 星新一 新潮文庫」

Bastille

Bastille is a French word meaning 'castle' or 'stronghold'. Used as a single word ("la Bastille" in French, "the Bastille" in English) it invariably refers to the former Bastille Saint-Antoine in Paris. -wikipedia

:場所


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Last-modified: 2008-09-08 (月) 23:26:34