だっきのおひゃく

日本ではこの妲妃から「妲妃のお百」(だっきのおひゃく)という言葉があるが、この京生まれのお百(おりつ)さん、のちに希代の毒婦として虚構化されている。秋田藩佐竹家の御家騒動に絡んで夫の那珂忠左衛門は斬罪となり、彼女はその後転変の人生を送った。その転変ぶりは「秋田杉直物語」注1)(あきたすぎなおしものがたり)(宝暦8年序、馬場文耕著)、「増補秋田蕗」注2)(ぞうほあきたぶき)(成立年未詳)など更に彼女の性格を拡大して描かれ、京・大阪・江戸を経巡った淫婦として、妲妃の名前を冠して講談「妲妃のお百」となり歌舞伎化(「善悪両面児手柏」注3)ぜんあくりょうめんこのてがしわ)された。歌舞伎のお百は幕末期特有の頽廃美に満ちた「悪婆」の系列に属する形象となっている。http://kokubun.doshisha.ac.jp/kokubun1/staff/kyamada/edu/edu-seika/kiso101-seika/rumiko/rumiko.html

講談
http://netafull.net/hyperbean/archives/003812.html

:人物
:歴史人物
:行為者
:架空人物


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Last-modified: 2008-03-17 (月) 00:12:20