結核(けっかく)とは、マイコバクテリウム属の細菌、主に結核菌 Mycobacterium tuberculosis により引き起こされる感染症[1].。結核菌は1882年に細菌学者ロベルト・コッホによって発見された。日本では、明治初期まで肺結核は労咳(癆痎、ろうがい)と呼ばれていた。
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肺結核は、空気中から吸い込んだ結核菌が肺で繁殖することによって起きる慢性病です。長い間国民病と言われ、蔓延していましたが、昭和30年代後半から激減し最近では忘れられた病気の感がありました。しかしここ数年、患者の増加傾向や最近の高齢者の療養施設等での集団発生や多剤耐性結核菌などからまだまだ軽視することのできない感染症として注目されています。
 この病気は、潜伏期間が長く徐々に進行するため、初期には自覚症状はほとんどありません。やがて倦怠感、食欲不振、微熱、寝汗、咳、痰(血痰)などの症状が出てきますが、こうした症状が出ているときにはすでに結核はある程度進行しています。そしてさらに進行すると、喀血や呼吸困難、高熱、体重減少などがみられるようになります。
 
 感染の原因は、結核菌を吸い込むことです。結核菌は結核患者の咳やくしゃみによって空気中に飛散し浮遊していますが、菌を吸い込んだとしても、ツベルクリン反応が陽転していて体に免疫力があれば感染しません。しかし体が弱って免疫力が低下していたり、菌が強かった場合は、気道から入って肺胞に達した菌が繁殖して肺結核を発病させます。 
[[社会保険健康事業財団>http://www.peare.or.jp/peare/a/05lung/0504lung.html]]

:社会現象

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