アボット・トリテミウスはドイツ地方にあるシュポンハイム修道院の院長であり、主に十五世紀に影響力のあった秘教家の一人である。アグリッパと僅かに交流があったが、互いに互いの思想体系を響かせあうほどのものではなかった。トリテミウスのデーモン論の中にあって、幾つかが現在にいたるまで残っているが、その足跡としてはセクンダデイおよび「秘密書法」参照。時代が下ってエリファス・レヴィがトリテミウスに目をつけ、この不幸によってセクンダデイの体系が乱された結果、サンクトゥム・レグヌムが生まれた。 

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