[[毒薬の手帖/集団殺戮の時代/03]]
一酸化炭素(いっさんかたんそ、化学式:CO)は、常温・常圧で無色・無臭の気体。炭素を含む物が燃焼すると二酸化炭素が発生するが、酸素の不十分な環境で燃焼(不完全燃焼)が起こると一酸化炭素が発生する。

一酸化炭素には強い毒性があり、吸入すると少量でも死に至ることがある(空気中の濃度が100 ppmで頭痛、1000 ppmで死亡する可能性がある)。これは、一酸化炭素が酸素よりも約250倍も赤血球中のヘモグロビンと結合しやすい上、四つある結合サイトのうち1つが一酸化炭素と結合したヘモグロビン(カルボキシヘモグロビン)は、他のサイトに結合した酸素を放出しにくいためである。そのため、血液の酸素運搬能力が下がり、細胞が酸素を利用できなくなる。[[wikipedia-j>http://ja.wikipedia.org/wiki/一酸化炭素]]

:オブジェ


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