ヨーロッパの建築様式。

もっともシンプルな方式。

古典主義建築において、柱基(通常はこれをもつ)、柱身、柱頭とエンタブレチュアを持った円柱のことで、認容されている五つの形式---ドリス式、トスカナ式、イオニア式、コリント式、コンポジット式---の内の一つの形式に従って装飾と比例が決定される。そのうちで、もっとも単純な形式はトスカナ式であり、これは古代エトルリアの神殿にその起源を持つといわれているが、おそらくドリス式の方がその起源は古く、のちにギリシア・ドリス式とローマ・ドリス式に分岐したものと推定される。このうち、前者はパルテノンやパエストゥムの神殿に見られるように柱基が存在しない。イオニア式オーダーはBC6世紀中期の小アジアにその起源を持つイオニア式の柱頭はセム族にその起源を持つ早期アイオリス柱頭から発展したと考えられる (アイオリス柱頭はパルメットによってその間を満たされた二つの渦巻が支える長円の頭部を有している)。コリント式オーダーは、BC5世紀のアテネ人の発明によるものだが、のちにローマ人の手により発達し、ルネサンスの形態の原型にまで至った。ドリス式、トスカナ式、イオニア式、そしてコリント式オーダーは、ウィトルウィウスによってその記述がなされ、1540年にはセルリオがオーダーに関する書を刊行した。その書は、比例と装飾の詳細をルネサンスと構成の建築家に対し制定したといえる。- N.ペヴスナー『世界建築辞典』(鈴木博之監訳、鹿島出版会)より

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Last-modified: Sat, 26 Feb 2005 12:59:50 JST (5035d)