Stateira 

スタテイラに対するパリュサティスの悪罵と、〔殺害〕方法に工夫を凝らされた毒薬(なぜなら、スタテイラは、まさしく自分が被ったことを被らないよう、ひどく用心していたから)による殺害。小刀の一部分に毒薬が塗られ、他の部分には塗られない。この小刀で小さな小鳥――大きさは卵ぐらい。この小鳥のことをペルシア人たちはリュンダケーと呼んでいる――を切る。さて、二つに切られ、毒のついてないきよらかな方の半分は、パリュサティス本人が取って食べ、毒になじんだ方はスタテイラに差し出した。後者〔スタテイラ〕は、寄越した本人が半分を食べているのを眼にして、深く考えることが何もできず、自分もいっしょに食べた、死の毒薬を〔そして彼女は死んだ〕。このため、母親に対する王の怒り、彼女の宦官たちの逮捕と蹂躙と殺害。さらにまたギンゲー――パリュサティスと親密な女性――の逮捕。これに対する裁判、裁判官たちからは無罪放免、しかし王からは有罪判決。そしてギンゲーの蹂躙と殺害。このため、パリュサティスの息子に対する怒りと、息子も母親に対して。
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